活動をスタートして間もなく、
子ども達デザインのTシャツを販売して、協会の活動費に充てようとしていました。
ただ、Tシャツなんて中々売れるものではありません。
マルシェなどに出店しては、立ち止まる方にお話をして…
そんな日々が続いていました。
その時、たまたま訪れた知人からの一言がキッカケでした。
「紫があったら買うんだけどな。紫はてんかんの啓発カラーで、俺、子どもの頃てんかんで苦しんだからさ…」
そう、大人になって普通に見えても、苦しんだ過去を持つ人は沢山います。
障害ももちろんですが、
酷いアレルギーだったり、いじめにあったり、
親御さんが居なく児童養護施設で育ったり…
色んな人が色んな想いをする中で、
現在はカラー(リボン)運動なんかも盛んに行われていますし、
様々な病気や障害の啓発運動もあります。
だったら、その方々の力になれないか
私たちの活動は「インクルーシブ」がテーマです。
様々な問題を抱えている方が居るのであれば、
ほんの少しかもしれないけど力になれたら、そんな想いです。
未来を担う子ども達へも
元気にしている子だって、実は悩みが沢山あったり、
なかなか大人たちに認めてもらえない等、
多くの葛藤の中で暮らしています。
そんな子ども達が「自信を持っていける」ように、
そんな思いもあって、
子ども達にもデザインしてもらおうと考えスタートさせました。
また、重度の障害を持った子どもに関しては「親が先に居なくなる」のであり、その後どうなるのだろうという心配が誰しもあります。
そんな時に、このTシャツでの寄付金を少しでも積み立ててもらい、将来に活かしてもらえれば…
そんな想いもあるのです。
売上の一部は以下の形で利用されます。
①子どもや障害に関係するカラー運動や団体への寄付
より一層、人々の関心がいくように、少しでも力に
なれればという想いです。
乳がん啓発やLGBTQの問題提起など様々な活動がありますが、
今回私たちにとって想いがある「子ども」や「障害」
に関する運動へ寄付いたします。
②施設等への寄付
デザインした子どもが所属するコミュニティや施設、
または関心ごとがある運動や団体などへ寄付します。
少しでも活動費の足しにしてもらえたら嬉しく
思います。
③デザインしてくれた子ども達へのお礼
デザイン料として子ども達にお支払いいたします。
「自分のものが売れた」というのは子ども達の大切な
成功体験になります。
自分自身を認められない子が多い中、その承認欲求を
満たす一端を担えると考えています。
また自然と「社会貢献」していることにもなるので
思いやりの心が育まれると考えています。
◆透明リボン運動
目には見えない障害への理解・支援(ホワイト)
◆シルバーリボン運動
脳や心に起因する疾患や障害への理解(グレー)
◆ゴールドリボン運動
小児がんと闘う子供への支援(デイジー)
◆イエローリボン運動
障害がある人への理解と支援(イエロー)
◆オレンジリボン運動
子どもの虐待防(オレンジ)
◆パープルデー
てんかん発作を持つ方への応援と支援(パープル)
◆ピンクシャツデー
いじめ反対の日(ピンク)
◆世界自閉症啓発デー(啓蒙カラー:ブルー)
自閉症と発達障害への理解(ターコイズ)